
1.ひび割れが見えてきた!
新築でも2,3年すればドアや窓周り、手すり、屋上スラブなどにひび割れが見え始めることがあります。はじめは髪の毛くらいの太さのヘアクラックかもしれませんが、徐々にはっきりとしてきます。そこから水が浸透していき、ほっておくと鉄筋に達し、錆びて膨張した鉄筋がコンクリを押し上げ、亀裂を生じさせることになります。
対策:クラックを完全にふさぎましょう!
応急処置の紹介:
クラックの周りをワイヤーブラシ等でこすり、コケや汚れを落とします。きれいにほこりを取り除いた後、ウレタン系のコーキング材(市販されています)をクラックに沿って注入します。ヘラや木切れ等、先の平たいものを用いてコーキングを平坦にのばします。これでOK。しばらくは水の浸透を防いでくれます。
早いうちの根本的な対策を:
上記の方法は有効ですが、やはりあくまでも簡易的な処置。ちゅら建装では、専用機器による高圧洗浄でクラックの汚れ、コケを落とし、コンクリートカッターでクラック部をVカットします。そして対象箇所にノンブリードウレタン系コーキング剤と樹脂モルタルを注入し、水の浸透を完璧に防ぎます。
それから塗装工事を行ないますので、家は新築のように生まれ変わります。
ノンブレードウレタン系コーキング
シーリング材・コーキング材は簡単に言うと“柔らかくしたプラスチック”です。柔らかくするために「可塑剤」というものが含まれているそうで,シーリング材・コーキング材の上に塗装すると,この「可塑剤」が塗膜を変質させて,そこだけ塗装表面が黒っぽくなることがあり,この現象を「ブリード」といいます。 「ブリード」を抑止する下塗材もありますが,上から塗装する場合には あらかじめ 「ブリード」を生じさせない「ノンブリード」タイプのシーリング材・コーキング材を使用することが望ましいです。
2.手に白くペンキの粉がつく
外壁を触ると、手が白くなる。これは塗り替えのサインです(本当はもっと早いほうがよいのですが・・・)。外壁塗装は防水の役割を持つものもあり、1日24時間、365日ずっと家を守り続けています。年間を通して炎天下や雨、梅雨、台風にさらされているわけですから、時の経過とともに塗装の質は劣化していきます。ほっておくとたとえクラックが見当たらなくても、ブロック造りの家の場合、内部に水が溜まることがあります。それが部屋への水漏れやジメジメとした湿気の原因となったり、いやなシロアリの住みやすい環境をつくってしまうことにもなります。
対策:心機一転、塗り替えを行ないましょう。
塗り替えの時期
住宅公庫の基準によれば、コンクリート住宅で7年に1回の塗り替えが薦められています。しかし現実的に考えるとそれは難しいかも・・・。せめて10年に一度のペースで塗り替えをしましょう。塗料の種類によっては、15年、あるいは20年以上の耐久性を持つものもあります。お気軽にご相談ください。
3.コンクリートが浮き上がってきた!
これは急いで対策を講じなければなりません。水の浸透が進行し、ひび割れがさらに酷くなると、腐食した鉄筋に押し上げられコンクリートが大きく浮き上がりはじめます。家のひさしやスラブ下などによく見られます。このままにしておくと、コンクリートのはがれが発生し危険です。天井裏のコンクリートがはがれ落下し、天井材を突き破ったうえ、フローリング床までも破壊してしまったケースもあります。
対策:こうした重度の症状の場合、たいていは日曜大工では難しいレベルです。
浮き上がったコンクリートをはつり、腐食した鉄筋を研磨し、入念に錆び止め、そして補修を行います。さらにコンクリート上部から防水処理を行なうことにより、今後の水の浸透を防ぎます。
どうして鉄筋がさびてしまうのか?
コンクリートは強アルカリ性で、はじめは鉄筋を保護しサビを生じさせません。しかし時の経過とともに、浸み込んだ水分や塩分によって中性化が進行し、鉄筋を保護する力が弱まってしまいます。これがサビの原因です。さらに沖縄では、一年を通して海風が吹いている上、台風による海水の飛散が多いことから他府県よりも塩害がひどくなります。
このことから、屋上やひさしの防水は家を守る(長持ちさせる)上で欠かせないものだと分かりますね。
4.鉄筋が見えている!コンクリがはがれている!
上記3番がさらにひどく進行した状態。コンクリートの浮き上がりの状態から、数年が経過してしまっている可能性も・・・。鉄筋の腐食がだいぶ進んでいます。早く手を打たないと手遅れになることも考えられます。
